2024年06月01日 19:04

天丼割子セット

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創業123年(明治34年)を迎えた「魚一」。以前に蓬来荘跡に復活の際にも紹介したがあれから7年。今年5月に装いも新たに職人商店街として再開発が進む天神町にリニューアルオープン。この日は天丼に割子蕎麦一枚、自家製豆腐、しじみ汁、甘味、コーヒーが一つになった「天丼割子セット」を頂く。ネタは大海老に、大田産穴子、さつまいも、舞茸、南瓜、レンコン、獅子唐。甘辛い天つゆが染みる香ばしい香りの揚げたてジューシーな天麩羅が実に美味。なんと言っても朝手打ちする出雲蕎麦とカウンターで吉村店主自ら揚げ出しする天婦羅が味わえるのが魅了。目の前で天麩羅が揚がるのをのを見るだけで旨さ倍増だ。職人技が光る職人商店街にふさわしい料理を堪能した。


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喉越し香り良しの店主手打ちの蕎麦も絶品。

魚一
住所/島根県松江市天神町140
電話番号/0852-22-2935
営業時間/11:30〜14:00(OS 13:30) 17:00〜21:00(OS 20:30)
定休日/火曜日(不定休あり)
駐車場/近隣コインPあり



2024年05月01日 14:43

もつ丼

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何年か前にたまたま近くまで仕事で行く機会があり、店の佇まいがなんとなく気になって、お昼ご飯を食べに訪れたことがあった。その時に事前情報もなく何にしようかとお品書きを見た時にふと目に入ったのが「もつ丼」だ。鶏もつと青ねぎ、真ん中に生卵そして紅生姜とカラシが彩りをそえ、細かく刻んだ鶏皮やハツを煮込んだもつ煮は程よい味付けで皮の脂が香ばしく甘い。生卵を崩してご飯とまぜあわせればまろやかな甘みも加わりまったりとした美味さ。紅生姜とカラシが良いアクセントになりあっと言う間にたいらげてしまい大盛りにすれば良かったと後悔した。それまで「もつ丼」なるものを食べたことがなく思わぬ美味さに驚いたが実は知る人ぞ知る名物丼だった。

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落ち着いて食事がとれる趣のある昭和レトロな店内


店名/お食事処 おくい
住所/島根県雲南市木次町木次468-15
電話番号/0854-42-0337
営業時間/11:00〜14:00 17:00〜営業状況により不定
定休日/不定休
駐車場/あり



2024年04月01日 14:37


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2018年のミシュランガイドに掲載されて話題になった鳥取気高町の「ホットエアー」の2号店として2021年12月に松江店がオープン。松江店を任される昌子さんは研究熱心で看板メニューの「淡麗らーめん」はもとより松江店オリジナルのメニューなどの開発にも余念がない。今回頂いたのもオリジナルの「極み鶏白湯」だ。リリース当初から何度も味のブラッシュアップを重ねて泡系に進化したスープはクリーミーでまろやかな口当たりにコクが感じられ鶏の旨味がギュッと凝縮されていて実にうまい。京都棣鄂製の多加水ストレート細麺と合わせてあるがシコパツとした食感でコク旨スープと相性抜群なので啜る楽しさがあり無心にひたすら食べすすめ美味い一杯を満喫した。

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残ったスープをかけたり、替え玉としても楽しめる「和え玉」これも松江店オリジナル。


店名/ホットエアー2
住所/島根県松江市向島町184
電話番号/0852-22-7522
営業時間/11:00〜15:00 金、土、日、祝のみ11:00~15:00 17:30〜20:00
定休日/火曜日
駐車場/あり


2024年03月01日 14:34

黒毛和牛の牛すじ蕎麦

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蕎麦と言えば松江や出雲を思いがちだが、大山の麓、米子周辺も美味しい蕎麦屋が多い。米子公会堂内に店舗を構える「愿屋」は比較的新しいお店だが、蕎麦に天ぷらなどの定番はもちろん、季節限定のユニークなメニューもあったりして好きな店。以前出していた「ソースカツ丼」と蕎麦の意外な相性が良かったのも記憶している。しかし今回のお目当ては名物「黒毛和牛の牛すじ蕎麦」。季節により蕎麦粉の種類、割合を変えて一番良い状態にするこだわりの蕎麦。そのまま啜るのも良いがセットで添えらた生卵につけるとさらに旨味が広がる。そして牛すじ肉を生卵につけながら食うと今更ながらに牛肉と生卵の相性の素晴らしさを実感できる。アイデア良しの実にうまい一杯。

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そのまま食べるもよし、生卵と食べるもよし、ごはんをぶっ込むもよし食べ方は自在だ。

店DATA
店名/愿屋
住所/鳥取県米子市角盤町2-62
電話番号/090-2029-4021
営業時間/11:00〜15:00 金、土、日のみ11:00~15:00 17:00〜20:00
定休日/水曜日
駐車場/あり



2024年02月01日 14:28

むし寿司
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松江の冬の風物詩「むし寿司」。関西では「ぬくずし」として知られ、松江の町のすし屋では冬になればどこでも頂け、子供の頃から馴染みのご馳走だった。近年は大手回転すしチェーンが当たり前となり町のすし屋も少なくなったのが残念だ。ここ「島寿司」も寺町で昭和46年創業後に川津町に移転した老舗すし屋で冬になると「蒸しずし」が定番。酢飯と錦糸卵の上に鯛、サーモン、うなぎ、タコ、イカ、鶏肉など10種類以上のネタを並べ蒸しあげる。甘めのツメがかかるのがここの味。湯気の立ち上がる酢飯のほどよい酸味と合わさることで旨味が増す。柚子やガリで口を直しならがら食べすすめばジワリと汗が滲むくらいに体がポカポカとしてくる。正に熱々の冬のご馳走だ。

店名/島寿司
住所/島根県松江市下東川津町42-2
電話番号/0852-23-2604
営業時間/11:00〜21:00
定休日/水曜日
駐車場/あり


2024年01月01日 14:24

鍋焼うどん
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冬になると近所の蕎麦屋から「鍋焼うどん」を出前してもらうのがいつものことだった。しかし御店主も高齢になり出前はなくなりメニューからも消え、そして近年はついに閉店してしまった。あの懐かしさのある「鍋焼うどん」が食べたいと訪れたのは明治40年創業の老舗蕎麦屋。歴史を感じる店内。今は四代目が継いでいる。席に座り「鍋焼うどん」と「割子そば」2枚を注文する。先に来た「割子そば」を一枚食べたところで熱々の「鍋焼うどん」が到着。まずは卵を麺の下に沈めてから出汁を啜る。甘めの出汁に柔らかめのうどん。これが松江の味だ。流行り讃岐とは違う。残っていた蕎麦を啜りながらうどんを食うとこれがまた良い。そして程よく熱の入った卵を崩して堪能した。

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やや辛口のつゆで食べる「割子そば」は、「釜揚あげそば」はもちろん、うどんと合わせるのも定番だ。


店名/上田そば店
住所/島根県松江市茶町52
電話番号/0852-21-3815
営業時間/11:00〜15:30(蕎麦がなくなり次第終了)
定休日/不定休
駐車場/あり


2023年12月01日 14:20

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私は「お好み焼き」を食べるのは稀だが、福山市に住む娘に「お好み焼き」も広島には各地にご当地「お好み焼き」があると聞かされたが、そう言えば知り合いのライターさんも、ここの「”府中焼き”と言うのが新食感で美味しいよ」と言っていたのを思い出した。挽肉を使って麺をカリカリに、キャベツを蒸し焼くのが「府中焼き」。この日は冬季限定の牡蠣も入れてもらう。店主のチコさんにヘラで食べるのが広島流と聞いてやってみる。慣れないので口の中が熱いが、味わいが率直に感じられて美味い。外はカリカリなのに中はふんわり、蒸し焼きにされ磯の香りする牡蠣とカリカリの麺の対比がおもしろい。ハフハフと食べ進むと体がポカポカしてきて、冬に「お好み焼き」も良いものだ。

店名/お好み焼き チコ
住所/鳥取県米子市旗ケ崎2丁目13-29.
電話番号/0859-22-2815
営業時間/11:30〜13:30(L.O.) 17:30〜20:30(L.O.)
定休日/月・火曜日
駐車場/あり



2023年11月01日 18:28

かつ丼
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私にとって「かつ丼」は、若い頃に東京暮らしで憶えた関東風の蕎麦屋の味が濃いものだ。山陰の一般的な「かつ丼」は、薄口甘めの関西風が多くて、どうも口に合わない。久々に美味い「かつ丼」が食いたいと思い出したのは、松江市の昭和50年創業の老舗蕎麦屋。自家製粉の手打ち蕎麦はコシ、香り、喉越し良しで美味いが、「かつ丼」も人気の逸品だ。蕎麦のカエシを使った甘辛い出汁が染みた熱々のかつを齧り、ご飯を頬張る。「これこれ。これがかつ丼。」とつい口元が緩んでしまう。昼は丼ものに、ミニ蕎麦orミニうどんが130円でセットにできる。この日は割子を一枚お願いした。同じカエシのつゆで頂く蕎麦との相性は間違いない。やはり「かつ丼」は蕎麦屋に限る。


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製粉から「三たて」の蕎麦はコシ、香り、喉越し良し。うどんも自家製麺だそうだ。

店名/橘屋本店
住所/島根県松江市東本町2-64
電話番号/0852-25-0496
営業時間/11:00〜14:00 17:30〜22:00
定休日/日曜日
駐車場/なし



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